【西区靱本町】靭公園の小さな神社、楠永神社のヒミツ。
靭公園はその昔、豊臣秀吉がお供を従えて市中巡視をした際、町で魚商人たちが『やすい、やすい』と威勢のよい掛け声で魚を売っていました。
秀吉はそれを聞き、『やす(矢巣)とは靱(矢を入れる道具)のことじゃ』と言ったので、その言葉にあやかって靱(うつぼ)という町名がつけられたとか。
また、この一帯は江戸時代以来、海産物を扱う問屋・仲買が集中していた地域だそうです。
しかし1931年の大阪市中央卸売市場の開場後に両方とも閉鎖され、大阪大空襲で廃墟となった。
戦後、約3万坪が占領軍に接収され、占領軍の常用飛行場となった。
1952年の講和条約発効をもって大阪市に返還され、靱公園として整備された。
東西に細長い形をしているのは滑走路跡地であることによるそうです。
楠永神社 御霊神社に神々が移転したため、地元ではただの飾りとも揶揄される場合がある。
しかし現在は、二本の楠(それぞれ樹齢300有余年と言われる)が当社の主神になっています。
靱公園の中央、なにわ筋沿いに楠永神社があり、大きなクスノキがあります。それがこのクスノキ。
ここは古くからの神社でかつて海部堀川が横を流れており、靱市場の数少ない名残であり、
クスノキは戦後、飛行場建設の際に伐採されようとしたが、けが人やブルドーザーの故障が相次いだ。
お祓いの際に神社の建物から白い蛇が出てきたことから「この木は神木なので切ってはいけない」という話になり今に残っているそうです。
実際見るとほんとに凄く大きなクスノキでビックリしますよ。樹々には精霊が宿るといいますが、
このクスノキもずっとこの地域を見守り続けてくれているのかもしれませんね♡
靭公園楠永神社
[map]大阪市西区靱本町2-1[/map]
あんじ
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